妄想垂れ流すキモ豚

その白は、僕にはあまりにも眩しすぎた。

 

 

目を瞑ると波の音がより大きく聞こえてる。

あまりにも暇すぎる夏休み。僕はなんの用もなく防波堤の上に座っていた。

頭上からは肌を焦がす陽の光。

コンクリートの防波堤は熱を帯び、僕の体をじわじわと焼きあげる。

 

あの日、あの時のあの子は今何をしてるだろうか。昔のことを思い出す。

トウモロコシ畑で一緒に駆け回った、麦わら帽子と白のワンピースがよく似合っていた少女。

長い黒髪を揺らしながら走る彼女の姿を今でも思い出すことが出来る。

引越しで別れてしまったが、当時の僕は彼女のことが好きだった。そしてきっと彼女も僕のことが好きだったと思う。

 

 

暑すぎる。

昔のことを振り返っている間に長い時間が経っていたようだ。

そろそろ家に帰ろうかと思ったその時、遠くの桟橋に船が着くのが見えた。

こんな何もない島に来るのは島民か、物好きな変態旅行者だけだろう、そう思いながらも気になってどんな奴が降りてくるか見ていた。

 

白のワンピースに麦わら帽子。腰まで届きそうな長い黒髪。

気づけば僕は桟橋に向かって駆け出していた。

 

桟橋にようやく着いたころには、船も出発した後で周りには誰もいなかった。

やるせなさを感じて砂浜に寝転がる。死ぬほど熱い砂浜はこれは現実だと教えてくれるようだった。

 

目を瞑る。波の音以上に自分の鼓動が大きく聞こえる気がした。

一体なにをしているんだ僕は。

 

少し時間を置いたのち、僕は家に帰ることにした。どうにも今日は気持ちがふわふわしている気がしたからだ。

石を蹴りながら家へと向かう。

 

「すいません、道をお尋ねしたいのですが。」

透き通ったハリのある声で我に返る。石を蹴るのをやめて前を見る。

すらっとした足がまず最初に目に入り、ようやく落ち着いた胸の鼓動を再び早めた。

 

白い肌に、白いワンピース。

 

その白は僕にはあまりにも眩しすぎた。

 


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〈あとがき〉

みたいなエロゲの主人公になりたさ過ぎてこれを書きました。前半は深夜テンションで書いたのでさっき続きを書こうとしたときに見返して、キモすぎて引きました。童貞をこじらせすぎるとこのようになってしまうので皆さんはさっさと捨てましょう。

でも、白ワンピに麦わら帽子で黒髪とか最高にいいって妄想しながら確信しました。これからも書くことがないときはこういう妄想を吐き出していこうと思います。